こずみっくちゃれんじ2022 最終章

何を書いてもあの時間の毎秒の尊さを表現できていない気がして、昨日からずっと書いては消してを繰り返している。
読みづらい部分があっても許してください。

 

きくちのブログにあったけれど、コロナになる前は定期公演の度にcosmic!!はお芝居をやっていて、大きなストーリーがあって公演のたびにコズミック魔法学園の物語が進んでいくというものだった。
誤魔化さずに書いてしまえば、なんでお芝居が無くなったのかと言うと、ずっと脚本を書いていたのは脱退した元メンバーだったから。
コズミック魔法学園の時はそこで止まってしまった。

昔からのオタクが懐かしい懐かしいと言っているのはそういう理由だ。

最近は衣装にも使い魔がいないことの方が多くて、何となく魔法学園のことも有耶無耶になってしまうのかなと寂しく感じていたから、COSMIC WORLDでまた魔法学園の様子が見れてとても嬉しかった。

でも懐かしさもあるけど確実にメンバー全員の表現力がレベルアップしていて、今まで重ねてきた時間を感じた。

 

今回脚本の筆を執ったのは緑担当のきくちょーさん。

 

詳しくは伏せるけれども、使い魔の擬人化とか知らない国へ行くとかラノベ系の雰囲気があって、でもそれがコズミック魔法学園というファンタジー要素にしっかりマッチしていてめちゃくちゃ良かった。
きくちはラノベを読むのが好きだから(本棚にたくさんある)影響を受けてるんだろうなと思ったけど、考察厨だけあって内容はすごく濃かった。
ラノベって破綻している話もあるけど、きくちの脚本はきっちり起承転結もあり、笑いも涙もあり、何よりcosmic!!への愛が詰まっていて、私がずっと見たかったのはこれだったんだなあと勝手に思っていた。

 

世の中に演出家も脚本家も山ほどいるけど、結局メンバーの良さを一番分かっているのって同じメンバーで、あれほど解釈一致すぎる物語を書けるのは普段苦楽を共にして、いい所も悪い所も全部見ているからなんだろうなと思った。

内容はネタバレしたくないけれど、どうしても1箇所触れておきたいシーンがあって。
残るはつるてぃーさんとなった時に、後ろのネオン看板がピンクに光っていた。あれ、ファインさんは出演しないはずだよね…と思ったのを鮮明に憶えている。
でもつるてぃーさんの救出のためには2曲必要だった。
ファインさんが振り付けした『光のファンファーレ』
ファインさんが作詞した『この世界が果てようとしても』

 

ファインさんの分として2曲やったんだと思うけど、でもcosmic!!結成前からてぃ☆インとして2人はずっと活動していて、お互いが片腕というか相方というか最早パートナーともいえるんじゃないかと勝手に思っているんだけれど、
ファインさんがお休みになってからのつるてぃーさんの世界は喪失感でいっぱいで、暗くてジメジメして寂しい所にひとりぼっちで、でもそんなつるてぃーさんを救い出したのがcosmic!!のメンバーなのかなと思ったら、もう書いてて今でも涙が出てくる(早口)。

できるだけネタバレはしたくなかったんだけど、もうここのストーリーが神すぎて来れなかった方にもどうしても知って欲しかったので書いてしまいました、すいません。

 

脚本が最高によかった。
天才、という言葉はその人の努力を打ち消してしまうような気がしてあまり使いたくないんだけれど、でも今回のきくちの脚本は天才以外の表現が見当たらない。

脚本だけでなくて、照明も衣装も、お芝居パートの演出は全てきくち担当で、まさか本人も自分が演出をする日がくるなんて思ってもいなかったんじゃないだろうか。

あとあの光る布は、イルミネーション用の電球を買ってきて全部きくちが手縫いしたそうです。

 

 

3年ぶりの声出しOKの公演、お芝居、cosmic!!史上最大のキャパでのライブ。
コールを聞いた時のあのメンバーの嬉しさと楽しさが入り交じったあの表情がずっと脳裏に焼き付いている。
2時間半というとんでもボリューミーなライブで、でも一切手を抜かずに徹頭徹尾やりきったcosmic!!はほんとにすごいし、なんならラストにかけてどんどんパフォーマンスが研ぎ澄まされていくのが分かって私はもう鳥肌が止まらなかった。

 

遜色なしで最高のライブだった。
ありがとう、cosmic!!
そして本当にお疲れ様でした。

 

やっぱcosmic!!だな〜、それな〜!!!