幸せも悲しみもあなたの隣で、

 


とにかく今この気持ちを言葉にしなければと思った


ネタバレはあまりない、あまりに色々な感情に襲われて記憶がほとんどないからだ


自分語りが多くなる上、明るいとは言えない話題なので無理だと思ったらその場で閉じてもらって構わない


ただ、菊池時長がめちゃくちゃかっけえイイ男だということだけ頭の片隅に置いてもらえればそれでいい

 


私の仕事は看護師だ。
人の死はそれこそ数え切れきれないほどみてきた。
私はそれに良くも悪くも慣れきってしまっていた。


祖母の癌が再発した、そう報せを受けた時にもどこか他人事に受け止めた。

続いた言葉は『あと余命は1ヶ月です』

このご時世、すぐに面会はできなくて、積極的な治療は望まない祖母は看取りの病院に移ることになり、そこで久しぶりに顔を見た。

ああ、もうだめなんだなと思った
そういう顔貌をしていた

家に帰って独りになり、ようやく現実が痛いほど私をうちのめした

 

cosmic!!のチャレンジライブまであと1ヶ月。

 

推しか家族か
究極の選択をすることになったのだ

普通なら家族で即決するのだろうけれど
私の中で推しはもうとっくに生きがいになっていて、一瞬迷った自分がいた

そしてそんな自分がいることにひどく自己嫌悪した

でも決められない自分は紛れもなく現実でどうしようもなくて


深く深く沈みこんで、落ちるとこまで落ちて
私は色々と考えるのをやめた

家族が亡くなるも悲しいし、推しの努力の結晶のライブを観れないのも悲しい


どちらも同じ自分だから、どちらかの自分を殺すのは止めにした

 

結論は、祖母を優先する
でもギリギリまで諦めない
そう決めた


でも、もし行けないとしたら、行けない理由を推しに知っていてほしかった

言うまでもなくエゴである

でも推しは私がどんなに推しのことを大好きかよく知っている
夜勤明けだろうがなんだろうが時間さえとれればどこにでも飛んでいく
その推しより優先することがあると、どうしても理解してほしかった


菊池は、重くてごめんねと謝った私に


人生色々あるよなあと思う
でも俺は辞めないしまだ生きてるから

大丈夫、家族を優先してとそう言った

 

辞めない、と言われて一瞬でcosmic!!が活動休止になった1ヶ月間のことがフラッシュバックした

あの1ヶ月があって、そして『辞めない』とはっきり言った推しのたのもしさといったら……

 

なんて強くて優しくてイイ男なんだ……とさんまで送られてきた動画を見たあと半泣きで2部で出たら、瞼の上から指をつっこんで目を掻く推しがいた

盛大な出オチに涙は一瞬にして引っ込み大爆笑してしまったのだが、これぞ菊池時長という男である

ちなみに笑い転げる私を見て推しは「そんなに笑わないでよォ!!!」と言ったのだがあまりにも女児だった(頭を抱えるオタクの図)

 


結局どうなったかと言うと、私はライブへ行った。
そして祖母はまだ生きている。

ただ、痛みがひどくて薬で眠らせてもらおうということになった。
祖母への最後のメールは、人生で1番楽しんだ今日。はちゃめちゃにふざけ倒している私の写真と共に送った。

祖母はいつも貧乏くじを引きがちな私のことを心配していたから、安心して旅立てるようにと願いを込めながら……

 

私が直前までバタついていた理由はこんな感じだったからなのだが、奇跡的に行くことができて本当によかった

それで当日にアイドルドリームと推しの努力、色んな人のサポートがつまりにつまった宝箱みたいなライブを見たら、記憶もそれは飛ぶというものだろう(決して私の海馬がぽんこつだからという訳ではないと信じたい)


最後の曲、高台で号泣する推しを見て涙腺崩壊しかけたのだが必死に我慢した
涙で霞んで見えなくなる1秒でも推しの晴れ舞台を見逃したくなくて。

さあ何とかたえたぞ!と思ったら、招待した子が銀テを3本渡してくれて。最高のライブだったよと言ってくれて。

もう無理だった、そういう子たちと最高の時間を共有できたのがあまりに幸せすぎた。

私の最後の涙は嬉しさであふれた。

 

 

cosmic!!のステージはまだまだ終わらないが、私は今日1日のことを一生忘れないと思う。

全方面にありがとうの気持ちを込めて。


そして推し、いっぱいがんばったね。
今日はどうか余韻に浸ってゆっくり休んでほしい。お疲れさまでした。

いつも楽しい方へ連れて行ってくれてありがとう!あんた宇宙で1番かっこよくてイイ男だよ!!

 


皆それぞれ大変だけど、生き抜こうな!
がんばりすぎずにがんばろう!!


今回のお気持ちブログはこの辺で終わりにしたいと思います!
読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m

 

追記

6/29 深夜に祖母が永眠しました